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思春期の心とからだ

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思春期相談員・カウンセラー

 佐藤 晴世 

思春期と更年期

 

1)子ども達が思春期を迎える頃に 

  子ども達が思春期を迎える頃、あるいはそのさなか、親もまた更年期を迎える方が少なからずいることでしょう。最近では男性の更年期も多く報告されるようになっています。  

 男性の更年期が増えたことの一つには、ストレス社会 ( リストラ・サービス残業など日本経済の悪化、あるいは人間関係 ) の中で、男性が今までのように家庭でも職場でもあぐらをかいて威張っていられなくなったことや、また心療内科が充実してきたことで、今までは中高年の鬱病と片付けてきたことが、検査態勢が整うに従って、男性更年期が関係していることに医療現場が気づき始めたからでしょう。

 また、女性も長い間のしつこい腰痛や頭痛、肩こり、耳鳴りあるいは皮膚炎が更年期症状の一つであることに気づかず対処療法だけで、あちらの病院こちらの病院と渡り歩き、また更年期から不定愁訴、空の巣症候群などに陥る方も多いようです。

 こんなふうに更年期は軽い人にとっては気づかぬままに通り過ぎ、「更年期なんて気の問題よ。」と言われてしまうかも知れませんが、これがなかなかどうして、中高年の自殺にまでつながりかねないのです。

 

2)親は更年期適齢期

 この更年期適齢期はちょうど子どもの受験と管理職年齢が重なる時期、親としても社会人としても責任を問われます。

 さらに男性はリストラの恐怖や男性ホルモンの減少による勃起障害など、誰にも(妻にさえ)語らず一人で悩んでしまうようです。

 女性も症状の重い方は、頭痛・吐き気・耳鳴りなどの症状とともにイライラ感、憔悴感にとらわれます。結婚して 25 年から 30 年を経た夫婦といえども、更年期と気づいて悩みを打ち明けることに抵抗もあるようです。

 人生の中でともすれば自信を喪失しがちな中高年期ですが、もし子どもたちの思春期と重なるようなら、まずは子どもの大切な成長期に合わせて、一度更年期も含めた健康チェックをされてはいかがでしょうか?

 実は、私自身が強烈な目眩や吐き気・頭痛・腰痛とWパンチを受けました。

当初ひどい体調に見舞われ、検査の結果異常は見つからず、対処療法を受けていましたが、年齢的にも更年期を疑って当たり前の我が身、婦人科でさらに検査を受けた結果、しっかり更年期の烙印。「まっ!しょうがないか・・・」という気分で、ホルモン剤を処方していただくことにしました。

 ホルモン剤というとなんだか副作用ばかり強調されますが、きちんと半年ごとに検査を受ければ、自分の健康管理になります。あれほどひどかった体調も1〜2週間で見違えるように爽快。腰痛や頭痛、ひどい肩こりも気が付いてみると治まっています。

 

3)どちら もつらいよ!

 そういえば長男が思春期のころ、ひどい頭痛・吐き気の時期があったし、膝の痛みに耐えられなかったこともありました。あのころ親としてうろたえたものでしたが、あれが思春期の一つの症状だったんだなと思う日々です。次男、三男はそれほどひどく体調を崩すことは無かったけれど、「足が痛い、肩がこる、ふらふらする」また、ひどい乗り物酔いに悩まされたというのは共通していました。長男はよくいえば感受性豊か !! (私も !!? )まあ似るべくして似たのでしょう。

 

 

4)ふたりのためにも、我が子のためにも!

 この時期の問題として夫婦も往々にして相手の気持ちになることが出来ない時期。  夫は仕事でひたすら疲れて帰ってくる。妻は夫からは省みてもらえない寂しさをかかえている。そこに更年期(夫婦そろってということも・・・)大人の準備に入った子どもたちは、なにげない夫婦のすれ違いも、見逃しません。冷めた夫婦関係はそのまま子どもの夫婦観としてイメージされるかもしれません。 

 相手を思いやれなくなった、お互いのからだに触れたくない、そんな気分が続いたら、もしや更年期?と疑ってみては…。

 更年期とわかったら生活を見直し、ひどい場合は治療も受け、大切な子どもの思春期に、いつも前向きに自分たちが活き活きしている姿勢を見せたいですね。

 

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