これも雑誌などから得た情報によるところが大きいのでしょうか。
モデルは細くて八頭身の美女。スリムな服がよく似合う。いいなあと思いながらページをめくるとダイエット食品の広告。使用前、使用後のモデルの写真。これがCGで作られた可能性があるとは子どもたちには想像出来ません。
怖いのは一度ダイエットを始めると目的は細くなることではなく、ダイエットそのものが目的になってしまうことです。友達同士でダイエットを始めても思うように体重が減らない子はそうそうにリタイヤして「やっぱり食べたいものは食べたいのよ!」となるようですが、思い道理に体重が減った子は、ダイエットそのものが快感になっていきます。そうすると脳が空腹の指示をだしても食べたいと感じなくなってしまいます。逆に食べることに不快を感じ嘔吐したりします。拒食の始まりです。
親子関係がいびつな子が拒食症に陥りやすいといわれますが、最近では意思の固い真面目な子が重症の拒食症で運ばれることが報告されています。「頑張ることが良いこと」という刷り込みが「途中であきらめること」「簡単に放棄すること」を許さないからでしょうか。
ダイエットが怖いもう一つの理由は無月経になることです。
性ホルモンはコレステロールから作られます。知識のない若い人のダイエットは脂肪や糖質を摂らないことで体重を減らすことが多いようです。サラダばかり食べたり、コンニャクダイエットや、りんごダイエットはその代表例です。こういう食事は体重が面白いように減り、またある程度満腹感も満たされるので、あまり体に悪いことをしているという意識もなく長期間続けられるのでしょう。
しかし、あるとき急に月経が来なくなり、ダイエットをやめてもなかなか元に戻りません。
3ヶ月無月経の場合、再開しても無排卵月経のことがあります。女性ホルモンが分泌されない状態を半年放置すると、不妊症の原因になることもあります。女性ホルモンはそれ以外にも体調を整え、心を安定させる役割も担っていますから、そのホルモンがなくなるということはコラーゲンが生成されなくなり、骨粗しょう症の原因になりからだ全体を老化させます。また理由もなくイライラしたり暴力的になったりします。
ダイエットでかっこいいスタイルなることをあおり、ダイエット食品を販売するような広告主はそのまえにダイエットの怖さを一緒に広告してほしいものです。
このような過激なダイエットを可能にしている一因は子どもの食事に関心を持たない、一緒に食事をしない個食などの家庭環境もあげられます。『ありのままの自分が愛されている』『自分は自分だ』という肯定感の欠如もダイエットに拍車をかけるようです。
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