|
bW |
| 研究員
岩淵 成子 |
| 二人の「愛の表現」にインサートは不可欠でしょうか |
60代の女性から研究所へ以下のような相談が入りました。読者の皆さんはどうお考えになりますか。 最近恋人ができました。二人でホテルに行くこともあります。しかし、彼は勃起できないのです。2時間、3時間ともに過ごしてもできません。先日は2泊もしてしまいましたが、やっぱりできませんでした。彼はバイアグラを試してみようと言うのです。副作用が心配ですが、彼が満足するためには試した方が良いでしょうか。 彼は、勃起して挿入させることが愛する人に対する「男」としての当然の行為だと思い込んでいるでしょう。そして、それができることが自分の「男」を「若さ」を確認することだからこだわっているのだと見えて来ます。 研究所で「冬のソナタ」についての本を出す企画があり、春川など現地を訪れるツアーに参加するため、遅ればせながら大急ぎでビデオを見ました。 3年前、ソウルで最大の本屋さんに案内していただいたとき、ポルノ雑誌類は店頭には一冊もありませんでした。ガイドさんに聞いた話では、日本から輸入されて「援交」が流行って困っているとのことでしたから、監督が意図的に作ったことで、韓国の現状をリアルに表しているのではないかもしれません。しかし、ユジンの婚約者がホテルに連れ込んだことを告白すると、友達から非難される場面がありましたから、韓国内では婚約者といえどもホテルなどにつれ込むことは恥ずべき行為とされているのでしょう。 バイアグラは心疾患、腎疾患の方は使えません。高齢になれば当然、心臓や血管には故障が出てきます。それへの副作用を心配しながら挿入にこだわる必要があるのでしょうか。互いの了解があれば何はダメということはありませんから、二人の選択で横から口を挟む問題ではないとは思いますが、挿入できたから「若さ」が戻ったと「錯覚」したり、「挿入」されたことで女性として一人前だと「錯覚」したりするのは寂しい気がします。そんなまがい物のような恋ではなく、夕日の輝きのような恋をしてほしいと言いたくなります。
|
ご相談・問い合わせ |