熟年の性を考える

bR3
                             研究員  岩淵 成子
 

 結婚相手の情報は誰から得る その3

 

  

 「結婚相手の正確な情報を得るにはどうしたらいいか」のテーマを、研究会に持ち込みました。
 相手から正確な情報を得るのがベストであることは、論を待ちません。それができないときにどうするかを、参加者に問いました。
 なぜ考えたのかについては、bR0と31に要約されますので、それも提示しました。

 人生経験豊かな、結婚していてもいなくても、自立的に生きてこられた参加者ですから、的を射た、厳しさもある意見が出されました。提案者であったのですが、質問者でもありますから、参加者の意見に聞き入りました。それらのいくつかをお伝えします。

 結婚してから分かったことは、往々にしてあるもの。それが結婚生活を続けるための、重大な障害になるかどうかの問題。
 重大な障害になる問題を、結婚前に知ろうとしなかったことは、当人の落ち度でもある。
結婚することがまずありきで「おつきあい」すると、支障になりそうな問題について、話すことを避けてしまうのではないか。結婚にとらわれすぎず、まず相手に向き合い、しっかりと見定めることが大事。

 軽々に結婚に飛びつかないこと。生活のための結婚ならば、我慢するしかないから、生活自立を図ることが大事。生活のための結婚では長続きしない。人間を見る目を養い、価値観の共有ができるかどうか、人生を豊かにするための結婚になるか。などを、見極められるようになることが大事。

 結婚に依存すると、相手を見る目が曇りがちになる。はっきり見開いて、相手を見るには、世間体にとらわれず、狭い古風な考えで行動しない。外見や、収入などにとらわれず、相手の考え方を第一にする自分をもつことが、必要ではないか。
 一緒に暮らしたいならば、結婚にこだわらず同棲とか、通い婚でも良いのではないか。

 恋愛は突然始まるものかもしれないが、恋愛のままで行けば、その先には離婚しかない。「植物には水をやり育てるように、愛も育てる必要がある」との、ジョン・レノンの言葉のように、愛は二人の行動の先にあるもの。初めから結婚ありきでは、真実が見えない。

 相手の情報を知りたいならば、相手を知る友人に聞くしかない。自分が直接元妻(夫)に聞いても、正確な情報が得られるかどうか。ただ、最近は「お節介オバサン」のような存在が居なくなりつつあり、友人なども「プライバシー」がうるさいため、真実を話してくれないケースも多い。
 どうしても知りたい場合は、お金はかかっても、興信所に頼む方が良いかもしれない。避けられる将来への不安を解消することは、大事なことだから。

 離婚歴ある参加者からは、縁あれば再婚したいが、年金でどうにか生活自立ができていると、再婚の意義を見つけられない。同性の友人は心地よく感じられるが、恋愛となると、見返りを期待されているようで、負担に感じてしまう。
 交際はしても良いが、結婚は考えない。人生を豊かにするための結婚は、考えても良いが、生活のための結婚は考えない。との発言もありました。

 熟年の再婚は、人生を背負ってきている分、なかなか難しいものになるかもしれません。
 しかし、一人より二人の生活が豊かになるような、マリッジアゲインを目指したいものです。単身者より、既婚者の方が長生きするという統計を待つまでもなく、高齢の仲むつまじい夫婦は、「あんな風に老いたら素敵」との思いを募らせる存在ですから。
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