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bQ6 |
| 研究員
岩淵 成子 |
熟年離婚は簡単ですが、再婚はなかなか・・・ |
高柳所長から「熟年お見合いパーティーに行かない?」と誘われました。 闇雲に当たっても効率が悪いので、ネットで検索し、年齢、会費などの条件をクリアしたサイトを見つけ、申し込みました。所長は年齢が合わず、ご一緒はできませんでした。
当日は、タンスの肥やしになっていた、ジャケットを引っ張り出し、白髪頭は帽子で隠し、何年ぶりの化粧までして、期待に顔が上気するように感じながら、出かけました。 「銀座会場」とあっても、道路の向こうは「有楽町」の、名ばかりの銀座。ペンシルビルの上階が、指定された会場。なんだか悪い予感がしました。 受付にいたスタッフが、司会も兼ねていて、時間になると、手慣れた調子で説明を始めました。聞いている参加者を見て驚きました。大げさに歓迎の辞を述べる、司会者の言葉にそぐわず、わずか5名の女性と、4名の男性だけ。最後の男性は、とうとう欠席。しかも、配られたコンピューターの「相性診断」によれば、私とは、99.9%の相性率。この方が来ていれば、その後の展開が変わったかもしれなかったのですが・・・
4名だけの参加者でしたから、すべての方とお話はできました。お話しした限りでは、同年代かと思っておりましたが、経歴を見ると、全員が50代でした。年下希望の私でも、15才程も違う方には、相手に失礼かなと思ったくらいでした。 パーティとは名ばかりの、飲まず食わずで、ひたすら相手を掴むために、詩のボクシングを戦い抜くような進行に、疲れ果てた私は、早く「試合会場」から出たいと感じました。 参加者の一人から、離婚の経緯を聞きました。子どもの親権で折り合いつかず、裁判になって負け、子どもは相手方に「取られた」と、言っていました。 しかし、再婚は、なかなかハードルが高いと、実感しました。相手を見つけるのが大変です。 再婚したいが、なかなか出会いの場がないという方には、一度行ってみることはお勧めしますが、それでピッタリの方と出会えるかどうかは、保障の限りにあらずです。
所長に報告すると、研究所で、もっと別の方法でやろうという話になりました。 「サロンに集まった男女が、教養講座や、芸術鑑賞などを通して、互いを知り合い、その中から自然発生的にカップルを誕生させる」という、企業論理では考えられない企画です。 |
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