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bQ4 |
| 研究員
岩淵 成子 |
「川を渡る女」は今も |
| テレビで、認知症の介護についての番組を見ました。 しかし、「ストーブ入れるより、イケメンのあなたが、ハグしてあげる方が、効果的だと思うよ」と、言いたい気持ちにもなりました。 『寒い、寒いと言っていた老いた母。その母が、毎夜、着物の裾を濡らして帰ってくるようになり、不思議に思った息子が、後をつけると、川を渡った先の家で、老人に背中をなでてもらって、帰ってくる。母の気持ちを知った息子は、川に石を置き、濡れずに渡れるようにした』という話です。ご存じの方も多いでしょう。 番組の中では、ベテラン介護士さんが、ケーススタディに加わる場面も、出てきましたが、誰も、スキンシップの問題を、取り上げてはいませんでした。せいぜい、話し相手になることの大切さを、上げるだけでした。せめて、手を取るとか、肩を抱くくらいは、あって良いと思うのですが。介護に携わる方々には、高齢の方々も、性的存在であることは、認識されていないのでしょうか。人間の最も深いところの問題ですのに。 まだまだ、互いのぬくもりを、感じることができる熟年時代に、ぬくもりを感じる機会を、たくさん持っておきたいものです。一人になってから、ああしておけば良かったと思っても、手遅れなのですから。今なら、時間が充分取れるときです。 「年金者組合で第2の青春を」というスローガンを、毎月の「年金者組合会報」で見ます。実践しなくては意味が無い、といつも思います。
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