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今月のコラム
“人間と性”教育研究所所長
高柳 美知子

(2004/9/26更新)
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「軍隊をすてた国」コスタリカの旅

〜平和・人権・性・環境を訪ねて〜

 昨年( 2003/3/27〜31)に引き続いて、今年(2004/3/24/31)もまた、「“軍隊をすてた国”コスタリカ」を旅して来ました。旅のテーマは、これもまた昨年に続いて「平和・人権・性・環境を訪ねて」です。

 昨年の旅立ちは、ブッシュのイラク戦争開始間もなくでした。しかも行き先のヒューストン空港の別名はブッシュ空港。「空港の厳しいチェックや緊迫した空気にふれることで“戦争”が体感でき、旅の意味も一層深まるというもの」とツアーの一行に檄を

飛ばしつつ、「ひょっとして」の不安が全くなかったわけではありません。
 私をコスタリカに駆り立てたものはなにかーそれは、堤防が決壊したかのように“戦争のできる国”へとひた走る日本と反対に、軍隊と軍備を放棄し、「平和は教育で守る」を基本理念にかかげている国の学校の授業をこの目で確かめたいの一念でした。さらにコスタリカは、貴重な動植物の宝庫として知られる環境保護の先進国。その自然のなかに包まれてみたいの思いに突き上げられてもいました。

 サンホセ市内のリンコングランデ小学校で見学した平和と性の授業のすばらしさは、私の予想を超えていて、ただただ感動するばかり……。(詳しくは、研究所発行『“軍隊をすてた国”コスタリカを訪ねて』第一集をご覧ください。)

  そこで今年の訪問は、ただ授業を見学するのでなく、日本からも意味あるおみやげを持っていこうと、「サダコの折り鶴」の紙芝居や「はだしのゲン」(スペイン語版)など原爆に関するあれこれを準備しました。子どもたちに鶴の折り方を指南し、被爆体験を語りました。その交流の様子は、研究所発行『“軍隊をすてた国”コスタリカを訪ねて』第二集をどうぞ。(一集、二集ともに頒布価格五百円)

そこで今年の訪問は、ただ授業を見学するのでなく、日本からも意味あるおみやげを持っていこうと、「サダコの折り鶴」の紙芝居や「はだしのゲン」(スペイン語版)など原爆に関するあれこれを準備しました。子どもたちに鶴の折り方を指南し、被爆体験を語りました。その交流の様子は、研究所発行『“軍隊をすてた国”コスタリカを訪ねて』第二集をどうぞ。(一集、二集ともに頒布価格五百円)

 先日の新聞は、コスタリカの最高裁憲法法廷が、政府のイラク戦争支持に違憲判決を言い渡したことを報じていました。米国支持の声明に署名した政府に抗議する国民運動の高まりによる結果です。昨春の訪問のとき、サンホセの大通りで出合ったデモ行進の人波を思い出しました。 

 第三回の旅はいつですか? そんな声も届いています。更なる充実した内容でお誘いできることを念じています。そのとき、この日本が“戦争のできる国”から、“戦争をする国”に突き進んでいないことを願うばかりです。